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夏の日本酒の味わいと愉しみ方

夏の日本酒の味わいと愉しみ方

日本酒は、春夏秋冬、刻刻と味わいを変えていき、それぞれの季節に応じた飲み方ができる食中酒です。暑い夏には、涼を呼ぶ冷酒が食卓に乗ることで、落ちがちな食欲を呼び覚ます役割も果たしてくれます。

近年では「夏酒」と呼ばれるジャンルも定着し、さまざまな酒蔵から「夏」の文字が入った酒が出荷され、味わいのバリエーションも豊かになってきています。

では、ほかの季節の日本酒と「夏酒」とでは、どんなところが違うのでしょう?

さまざまな個性をひとくくりにはできないものの「アルコール度数が低め」「酸が高め」であることがひとつの特徴であるといえるでしょう。

白ワインに近い立ち位置の淡麗で酸が高いタイプの夏酒は、野菜の和え物、マリネ、ピクルス、サラダ各種、カルパッチョなど、食事の前半に向くものが多いようです。ほかに好対照のものとして、濃醇で度数が高い無濾過生原酒であれば、氷を浮かべて度数を落とすという涼やかな飲み方も楽しめます。

また無濾過生原酒の力強い味わいは、魚や肉のフライ、ローストなどボリュームのある料理とも好相性です。

もうひとつ、夏の日本酒には、あえて温めるという楽しみ方も。暑い夏こそ、お燗酒を飲むことで冷房で冷えた身体を温めるという効用も期待できます。

ON  TOKYOが厳選した夏の日本酒

風の森/山田錦807(奈良県 御所市・油長酒造

ガス感を含んだ爽やかでドライなタイプですが、味の底には山田錦由来のきれいな旨味も潜んでいます。 

風の森/ALPHA 1 (奈良県 御所市・油長酒造

アルコール度数14%の低アルコール酒でありながら、フレッシュなガス感、マスカットのような含み香を持ったジューシーな味わいは保たれています。

櫛羅(奈良県御所市・千代酒造)

山田錦ならではのふくよかな旨味を持ちながら、きれいな酸とのバランスで後味はキレよく爽快。純米吟醸酒であっても香りは控えめ、合わせる料理の幅も広い食中酒です。燗酒に仕立てても旨味が増します。

花巴/山廃純米生原酒(奈良県吉野町・美吉野醸造)

濃醇なコクと旨味、乳酸発酵由来の独自の酸味があり、チーズやバター、クリームなどの乳製品と好相性。肉料理にも合わせられるような力強さを持ったお酒です。

KURAMOTO SE(奈良県榛原市・倉本酒造)

日本酒でありながらソーヴィニヨンブランを連想させるようなシャープな酸があり、フレッシュで透明感のある味わいです。アルコール度数は14度。

みむろ杉/Dio Abita奈良県桜井市・今西酒造)

生命力の強い酒母から醸し出す爽やかな酸味が特徴で、白桃のような果実のニュアンスも含んでいます。度数13%の低アルコールタイプ。

 

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